振り付けを誰よりも早く覚えるためのダンス練習方法を4つのステップに分けて紹介!
ショーにはさまざまなタイプがあります。ショーごとに内容や構成も異なっているため、テーマパークダンサーは短期間で振り付けをどんどん覚えていかなければなりません。
ですが、振り付けがなかなか覚えられない、誰よりも早く振り付けを覚えて踊り込みたい、という方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな方に向けて、振り付けを誰よりも早く覚えるための練習方法を4つのステップに分けてご紹介いたします。
ステップ1. 多くの人を喜ばせようという強い気持ちを持つ
テーマパークダンサーという職業は、さまざまなキャラクター/パフォーマーになりきって、多くの人を笑顔にし、感動を与える職業です。まずは大人から子供まで多くの人の喜ばせたいという気持ちをしっかりと持ちましょう。
自分自身も実際のテーマパークダンサーのパフォーマンスを見て憧れ、この職業を目指したのではないでしょうか。そんな憧れのイメージに近づけるように、自分の最高のパフォーマンスを届けるんだという強い気持ちを持つことで、練習に対するモチベーションが上がってきます。
ステップ2. 曲だけをしっかりと聴いて曲のイメージを頭の中に描く
新しいダンスを踊ることになったら、どんどん躍り込んでいきたい気持ちはあるかと思いますが、まずは目を閉じて曲をしっかりと聴き、振り付けを頭でイメージする時間をとってみることをおすすめします。
ほとんどの場合、振り付けというのは曲のイメージに合ったものになっています。曲のイメージがしっかりと頭の中でまとまれば、身体もついてきやすいのです。
実際に、記憶を定着するためには単純にただ繰り返すよりも、イメージ化したり関連性のある事柄と関連づけたりするほうが、より印象を強くできることが分かっています。[注1]
この曲でどんな感情を表現したいのか、盛り上がる箇所はどこなのか、しっかりとイメージする時間を大切にしましょう。その曲を何度も聞いて理解し、自然と身体が動くようになれば、振り付けもすっと身体に入ってきやすいですよ。
[注1]北海道大学:情報を蓄える:情報処理としての記憶
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/44709/1/GSS1987_64-73.pdf
ステップ3. メモをするなどして大まかなダンスの流れを頭に入れる
次のステップとして、一通り覚えるべきダンスを見て、大まかな流れを把握しましょう。先のステップで自分が描いた曲のイメージ通りの振り付けであるか、答え合わせをするような感じで見ると効果的です。
一定の流れをメモしておくなどの方法も有効的です。
多角的にアプローチすればするほど記憶は定着しやすいので、事前準備をしっかりとしたうえで踊り込むと、より早く高いパフォーマンスを発揮できるようになりますよ。
ステップ4. 誰よりも努力するつもりで反復練習をする
最後に、ひたすら技や動作を何度も練習します。カウントをとりながら短いフレーズごとに何度も練習し、自信がついてきたら曲に合わせて何フレーズかをつなげて行います。
誰よりも早く覚えたいと一度に全て練習しようとすると、逆になかなか覚えられません。振り付けを覚えるのが苦手だという人は、一つ一つの動作を確実に覚えていくほうが効率よく振り付けを覚えられます。
焦ることなくしっかりと着実に練習に取り組みましょう。
「誰よりも早く」と考えるよりも「誰よりも努力しよう」と考えることが大切です。
・日々練習を重ねて多くの人に夢や希望を与えられるようなダンスを
誰よりも早く振り付けを覚えてよいパフォーマンスを見せたいということは多くのダンサーが思うこと。
他の人より覚えが悪いと感じたときには不安になるかもしれませんが、モチベーションを高く持ち、曲のイメージ・流れをしっかりとつかんだうえで、誰よりも努力することが大切です。
ダンサーとしての自分に自信を持ち、多くの人に夢や希望を与えられるようなダンスができるように日々練習していきましょう。