シアタータップはテーマパークダンサーにも必要なスキル!
シアタータップはテーマパークダンサーにも必要なスキル!
タップダンスの1つであるシアタータップ。
ミュージカルのダンスとしてよく使われているため、テーマパークダンサーになりたいなら欠かせないダンスの1つです。
今回は、シアタータップの特徴とテーマパークダンサーにシアタータップが必要な理由を解説いたします。
身振り手振りが多いシアタータップは感情を表現しやすい
元々はアメリカの南部で生まれたタップダンス。20世紀に入ってから靴の底をカタカタ鳴らす形のダンスへ進化し、一般的にも広くそのイメージが定着しています。
このタップダンスの1つに、シアタータップと呼ばれるスタイルがあります。タップダンスはスタイリッシュで格好良い印象も強めですが、シアタータップにはエレガントさもあり、ミュージカルのダンスとしてよく使われています。
シアタータップは音楽に乗せて軽やかなステップを踏んだり、より大きな動作で感情を表現できることが特徴です。喜ぶ場面であれば両手を広げて前へ出たり、悲しむ場面であれば小さく沈んだりします。
映画「ララランド」でも披露されているため、目にしたことがある人も少なくないでしょう。ミュージカル「キャッツ」や「クレイジー・フォー・ユー」などでもお馴染みなので、イメージしやすいはずです。
※ララランド タップ名場面シーン
初心者でも始めやすいリズムタップよりも難易度が高い
リズムタップとは、ビートを効かせたリズムにあわせてステップを踏んでいくタップダンスです。いろいろな曲を使うので初心者からでも始めやすく、カルチャースクールではミドルエイジのクラスもあります。ステップのバリエーションも豊富で、興味があれば誰でも踊れるようになります。
一方身振り手振りが多く、上半身の動きと足のステップがまったく違う場合もあるシアタータップは、複雑で難易度の高いダンスであると言われています。ダンス経験がなければ少しハードルが高いかもしれません。
手と足で別々に振り付けやステップを覚え、それを柔軟にダンスへ取り入れることになります。また、ダンスだけではなく楽器や歌を加えたりすることもあります。
その表現方法に混乱する人もいるかもしれませんが、シアタータップが踊れるようになれば一流のタップダンサーと言っても過言ではありません。
表現豊かなシアタータップはテーマパークダンスにも向いている
テーマパークの空間は広いため、大きな動作をしなければ遠くのお客さんまで届きません。キレイにまとまりのあるダンスも悪くはありませんが、多くの人に注目してもらうためには、振りが多く表現豊かなシアタータップが向いているのです。
テーマパークのダンスは、さまざまなキャラクターになりきってステップを踏む必要があり、華やかさや躍動感も必要とされます。
ピエロならおどけた表情が必要とされ、王子様やお姫様なら豊かで優しい笑顔が求められたりします。少し大袈裟に映る部分もありますが、シアタータップなら臨場感のある場面を再現しやすく、お客さんと一緒になって盛り上がれるでしょう。
今はどんな場面なのか。どんな感情を表現しているのか。
ダンサーを見ているだけで、小さな子供から大人まで万人にショーの内容や雰囲気を理解してもらいやすくなるのがシアタータップです。
音楽や照明と合わせてエンターテイメント性の高い世界を作ることができるシアタータップダンサーは、テーマパークダンサーとしても募集されやすいでしょう。
テーマパークダンサーを目指すならシアタータップを踊れるほうが良い
シアタータップを踊れなくてもテーマパークダンサーとして採用してもらえるかもしれませんが、採用後に習得するのは難しいこともあります。
テーマパークは季節のイベントごとに内容が変わるため、ダンサーの振り付けや演出も時期に合わせて変化するものです。突然シアタータップを求められる可能性もありますので、いつでも踊れるようにレッスンを受けておくことをおすすめします。