ミュージカルダンサーを目指すための道のりと3つの必須条件
ミュージカルダンサーになりたい人にとって気になることと言えば、ミュージカルダンサーになるためのステップや仕事内容、必要なスキルなどの条件です。
ここではそれらの気になる情報について詳しく解説します。
ミュージカルダンサーになるための最初のステップは専門学校などで学ぶこと
ミュージカルダンサーになるためにはまず、ミュージカルダンサーとして必要な基礎や知識・技術を学び、身につけていく必要があります。
そのために、ダンスなどを学べる学部・学科・コースがある大学を選ぶのもいいですが、それよりさらにおすすめなのが専門学校です。ミュージカルダンスはステージ上でおこなうため、ステージダンスに関して専門的に学べるコースがある専門学校が特におすすめですよ。
専門学校や大学でしっかり学んだあとは、いよいよミュージカルダンサーとしての道を歩むことになります。
ミュージカル専門劇団に入団してミュージカルダンサーになるという方法だけでなく、芸能事務所に所属する、あるいはフリーランスでオーディションを受けて、公演ごとの契約をしてミュージカルダンサーとしての仕事をこなしていくという方法もありますよ。
ミュージカルダンサーの仕事はミュージカルの舞台でのダンスパフォーマンス
ミュージカルダンサーの仕事内容は「ミュージカルダンサー」という名のとおり、ミュージカルの舞台で、ミュージカル俳優の後ろでダンスパフォーマンスを行う、というものです。
中には、ミュージカルダンサーや声を出したり歌ったりして、ミュージカル俳優としての役割をこなすケースもありますが、基本的には「ミュージカルの舞台でのダンスパフォーマンスが仕事内容」と考えておくといいでしょう。
また、ミュージカルダンサーはダンスの講師や、ミュージカル以外の舞台でもバックダンサーとして活動している人も少なくありませんので、これらもミュージカルダンサーの仕事内容の例として挙げられます。
ミュージカルダンサーの必須条件はバレエとダンスのスキル・自己管理力・表現力
ミュージカルダンサーを目指す人や、現役ミュージカルダンサーに求められる必須条件として挙げられるのが、
- ●バレエとダンスのスキル
- ●自己管理力
- ●表現力
の3つです。
それぞれについてご説明しましょう。
バレエとダンスのスキルを高めて幅広い作品に対応できるようにする
ミュージカルダンサーにとって、バレエおよび、ジャズダンスやヒップホップなどのダンスのスキルを磨くことは、必須中の必須条件です。
中でも特にしっかりと学んで身につけておきたいのがバレエです。バレエは「すべてのダンスの基礎」と言われる要素を持っており、これをしっかりと身につけているかいないかで、ダンスの出来ばえも大きく左右されます。
ですから専門学校や大学で学ぶ際は、カリキュラムの中にバレエもきちんと組み込まれているかどうかをチェックするのがおすすめです。
また、ミュージカルダンサーになったあとも、日々バレエのレッスンを続けるなどして身につけたスキルをさびつかせることなく、さらに磨いていくという姿勢が望まれます。
自己管理力をつけてケガや急病のリスクを低減する
ミュージカルダンサーは体が資本ですから、本番前のウォーミングアップ、本番後のケア、日頃の体調管理などによって、可能な限りケガや急病のリスクを低減しておくことが大切です。
ハードな仕事だからこそケガもしやすいし、疲れが取れなければ体調も崩しやすい、そのことを理解した上で高いレベルでの自己管理を心がけていきましょう。
表現力を高め、ダンスを通じて作品の魅力を観客に伝える
ミュージカルダンサーは、ミュージカルの舞台に彩りを添えるというだけの存在ではありません。そのダンスを通じて、作品の魅力を観客により伝わるよう演出するという役割もあります。
そのために必須となるのが表現力です。全員で一体感を持って舞台を盛り上げるために、周りに合わせつつ、周りを引き上げられるような表現力をつけることができれば、それはミュージカルダンサーとしての大きな強みになります。
3つの必須条件を身につけて磨いていこう
ミュージカルダンサーを目指すなら、ステージダンスに関して専門的に学べるコースがある専門学校などで基礎・知識・技術を学んだ上で、バレエとダンスのスキル・自己管理力・表現力の3つの必須条件を身につけ、さらにそれを磨いていくことが大切です。
毎日の鍛錬や管理など、努力を続けることが必要となってくる仕事ですが、磨けば磨くほど輝けるチャンスが増える可能性が大きい仕事とも言えますよ。