海外で活躍するミュージカルダンサーやテーマパークダンサーになるために準備すべき4つのこと
ミュージカルダンサーやテーマパークダンサーという職業は日本でも狭き門ですが、海外ではさらにその門は狭くなります。ですが、しっかり準備を整えておけば、まったく叶わない夢というわけではありません。
海外で働くためには、ダンス技術を高めることはもちろん、ネイティブ並の語学力といった土台を整えておく必要もあります。
ここでは、海外でミュージカルダンサーやテーマパークダンサーになるために準備すべきことについて4つご紹介します。
・1. 日本のオーディションやショーで経験・実績を積む
ミュージカルダンサーやテーマパークダンサーになるには、必ずオーディションを受けなくてはいけません。ここで重要となるのは、オーディションで緊張せず最高のパフォーマンスを発揮できることです。
どんなにダンススキルが高くても、ハイレベルな海外でのオーディションでは緊張や萎縮などで自分のダンスができなくなってしまうことも考えられます。日本でもたくさんオーディションを受けて場馴れしておくことは、良い経験となるでしょう。
ダンスレッスンに加え、どんなシチュエーションでも最高のパフォーマンスを発揮できるようにしておくことが、海外でのオーディションに受かるための重要なステップのひとつとなります。
また、明確な実績がないと書類審査の段階で落ちてしまうこともあります。まずは小さな舞台でもショーでもいいので、日本でたくさんの実績を作っておきましょう。
・2. 打ち合わせやレッスンに対応できる最低限の語学力を身につける
海外ではショーの打ち合わせでもレッスンでも、他のダンサーとの会話でも、世界共通語となる英語が使われます。いくらダンスが上手くても、言葉が通じなければミュージカルダンサーやテーマパークダンサーへの道は難しくなりますから、ダンススキルと同時に最低限の語学力を身につけておきましょう。
・3. 社会性や協調性・自己管理能力も身につけておく
ダンス自体は自分自身のスキルで決まりますが、ミュージカルダンサーやテーマパークダンサーという仕事には、周りとうまくやっていけるだけの社会性や協調性が重要視されます。個人プレーに走ってしまうなど、協調性に欠けるようではその時点で不合格となってしまいます。また、ハードな仕事ですから自己管理能力も求められるものです。
このようなミュージカルダンサーやテーマパークダンサーとしてのメンタル的な教育まで受けられるのが、専門学校です。ダンスに関しては自分自身の努力が必要ですが、社会性や自己管理などの常識は一人で身につけられるものではありません。こうした点についてもきちんと学べる専門学校に行くことで、夢に近づくことも可能になるでしょう。
・4. レジメの作成や就労ビザの取得など現地で働くための手続き
準備が整ってきたら、いよいよ現地で働くための手続きです。
現地のオーディションを受けるには、レジメやカバーレターを作成しなくてはなりません。この書類選考に通るとオーディションの通知がくるのですが、テーマパークダンサーにはお給料が発生しますから、就労ビザが必要となります。
国によってはインターンシッププログラムやワーキングホリデービザでも働けますが、いずれにしても細々とした手続きをしなくてはいけません。
こういったことは現地のコーディネーターに依頼することもできますが、その場合は高額な費用を支払うことになるので、自分で手続きができるようになっておくことが理想です。
ただし、とても専門的な手続きですし、提出書類もすべて英語ですから、レジメの書き方などの指導まで受けられる専門学校にサポートしてもらうのが確実といえるでしょう。
・専門学校でなら海外でテーマパークダンサーになるための知識が身につく
海外のミュージカルダンサーやテーマパークダンサーになるためにやるべきことが分かれば、後はそれを一つひとつこなしていけばいいだけです。ですが、すべてを独学でやりきるのはかなり難しいことでしょう。ダンスだけでも特出したスキルが必要ですし、語学力、海外のダンサー事情など専門的な知識を身につけなくてはいけません。
そのためには、ミュージカルダンサーやテーマパークダンサーになるための学びに特化した専門学校に行くのが一番です。専門学校であればダンスレッスンはもちろん、海外でどのような活動をすればよいのかについてもきちんとレクチャーしてもらえます。
海外に行くことは誰でもできますが、そこで働けるのは知識を持っている人だけです。最短距離で夢を叶えたいと考えているなら、専門学校への進学も検討してみましょう。